前回のつづきです
パート、アルバイトを辞めたくなった時(その1)>>
役員室に通されると、会議用の大きなテーブルに社長とおぼしき年配の男性がいました。
そして、おもむろに私の履歴書、職務経歴書を見ながらこう言いました…。
「僕はね、あなたの事は何も興味がない」
あなたが誰で、どこに住んでいて、家族構成がどうだとかそういうことには一切興味がないんだが、
あなたの経歴(履歴書の出身大学と学部を指さし)に興味がある。
ここに期待して、あなたを採用する。
俺は結果でしか評価はしない。結果をだせば評価する。以上!
・・・・。えっ?
って思ったんだけど、同時に「ああ、採用なんだー」と思って、周りを見ると、社長の次に偉い女性部長が「あなたを採用します。ついては・・・」と、いろいろ条件などの確認の説明がはじまりました。
ちょ、ちょっとまって・・・えーーーもうここに決めなくちゃいけないの?
考える余裕が欲しい・・・あーーーでもーーーー
と、思いながらも流されるまま、2週間後から働き始める事になり、
ひとまずこれで本日は終了。
そこで、帰り際
私「ありがとうございます。一生懸命頑張ります」
って何の気なしに言ったところ、
いきなり逆鱗に触れた
社長が顔をしかめてこう言いました。
僕はね、「頑張ります」って言葉が大嫌いなんだよ。
だいたい「頑張ります」って言うヤツに限って頑張ったためしがないんだよ。
ですって!
(;´Д`)めんどくせー、オヤジだなー
って思って、この瞬間に
「なんかすごく違和感!嫌な予感しかしない」
って思ったのでした。
内心くだらねー!っと思ったので、頑張ります以外のことばを使って言い直す事もせず…っていうか、絶対言いたくない!と思ったので、
私困っちゃいます…って弱ったフリをしていたら、
「そういう時は、成果を出します、見ててください。とか言うもんだよ!」
と叱咤された。
(゚Д゚)ハァ? 9時~3時のパートのおばちゃんに、新卒並みの期待?
都の最低賃金で?
役員室には社長と女性役員が2名の計3名に、のちに私の上司となる女性が1名居たのだが、誰も何もフォローなし。
和やかな雰囲気もなし。殺伐としていた…。
嫌な予感しかしない・・・。
そう思いながら、役員室を出た。
私の上司となる女性が帰り際、笑顔で
「お疲れ様でした、2週間後お待ちしています」
と優しくいってくれたのが救いだった。
この女性がのちに豹変することを、その時の私はまだ知る由もなかったのでした。